比婆山 Mt.Hibayama
この日はわが広島県の山に登ろうと思っていた。すぐに浮かんだのが比婆山連峰と道後山である。

私は10数年前に一度親父に連れられ比婆山連峰に登ったことがある。道後山にも登ったことがあるのだが、少年時代の話で20年くらいの時が流れている。
考えた末、記憶の新しい比婆山に行き、新たな発見を期待することにした。

7:50 出発。
三次で国道54号線から183号線に入り米子方面に向かう。庄原を過ぎると183号線は西城川やJR芸備線と平行して走る。
比婆山駅を過ぎてすぐ183号線と別れ、比婆山方面に向かう県道に左折。県道はすぐに険道に変わり、次第に勾配がきつくなる。エンジンの弱い車なら登れないような急坂である。
この坂よう登らん車もおるやろな・・・などと考えながら急坂を登っていくと立烏帽子駐車場に着いた。
 
9:00 登山開始。
 最初に連峰最高峰・立烏帽子山に向かう
駐車場の脇からすぐ立烏帽子山(1299M)への上りが始まる。頂上までさほど時間はかからない。1度来たことがあるのでわかっていた。
 樹木に包まれ展望はあまり利かない
9:45 立烏帽子山山頂到着。
比婆山連峰は無論のこと、備後地方の最高峰である。
ところが残念なことに(樹林のせいで)展望があまり良くないので、すぐに池ノ段に向かう。
いくら最高峰でも展望の利かないこの立烏帽子山は敬遠される傾向があるようだ。現にこの時も駐車場から巻き道で直接池ノ段に向かう初老の夫婦がいた。
おそらく、この山が備後地方最高峰であることを知る人は広島県内でもほとんどいないだろう。

私は展望があまり良くないことは知っていたのだが、一番高いところに登らないとなんとなく落ち着かないのであえて登った。
 立烏帽子山(山頂からではない)から池ノ段
立烏帽子山から中間の鞍部に一旦下り、今度は池ノ段(1279M)への上りが始まる。

10:10 池ノ段到着。
こちらの山頂は樹木に覆われているのではなく、草原状になっているのでかなり展望が良い。
 池ノ段から吾妻山
 池ノ段からこれから向かう比婆山
 池ノ段から立烏帽子山を振り返る
池ノ段では水分補給をしながら展望をしばし楽しむ。ここまでは以前来たことがあった。ここから先は初めて行く所である。
御陵に向かう

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