板鍋山 Mt.Itanabe
九州地方に大きな被害を与えた台風１４号は、前日の夕方から中国地方に接近し、９月７日の午前中にかけて広島県にも影響を与えた。 ７日の午後から天気は回復に向かい、私が勤務を終え帰途に就く頃には広島県地方はさわやかな天候となっていた。 早く仕事が終わったので、帰宅途中にふと思いついて今回の山行となった次第である。 とはいえ、日没間近の限られた時間ということもあり、車で頂上近くまで行ける山でなければ行く気はしない。 我が家の近所にはこんな楽チン登山が可能な山が２ヶ所ある。広島市と安芸高田市境の神ノ倉山と東広島市の板鍋山だ。 ところが神ノ倉山への林道は、台風でのり面が崩落したようなので板鍋山に行くことにする。 国道３７５号線から標識に従って曲がり、道なりに進んで林道入口を右折。あとは山頂に向かって登っていく。すでに夕日があたりを照らしている。
		同じ発想（オヤジギャグ）の石碑が石鎚山の土小屋にもある。いよのくに・・・
６：１０　頂上近くの駐車場に到着。 この山にはアンテナの鉄塔がたくさん立っている。だからこそ頂上近くまで車で行けるのだろうが、お陰で頂上から南側の展望の妨げになっている。これはまあ仕方あるまい。
		ほんの少しだけ登る。一応登山だ( ￣３￣)〜♪
		つい最近まで咲いていたような紫陽花
頂上岩と三角点。標高７５７ｍ		３ｍ以上ある頂上岩の裂け目
頂上には頂上岩という巨岩があり、展望台もある。展望は想像以上にかなり素晴らしかった。
大土山		霊峰天神嶽
台風一過でなければもっと凄いパノラマが展開する筈だ。南側の展望を見るため、アンテナ鉄塔群が邪魔にならない所まで下ることにする。
		南方向の展望。中央左の巨峰が野呂山
呉市方面の山も確認することができ、いささか感動を覚えつつ林道を下る。 この林道、手入れが施されておらず、路肩の雑草がひどい。私は地元自治体（東広島市）に対して少々怒りを覚えたが、近所に住みながら、こんな素晴らしい展望を知らない人たちが多いのだと考えた。実は私も最近まで知らなかったのだ。 ここにはまたちょくちょく来るだろう。