念仏岩を過ぎるとすぐに山頂である。
山頂には無線中継施設と思われる建造物があり、裏手に三角点がポツンとあった。
三角点
三角点付近は適当な休憩場所が無いので、中学校の遠足の時にも弁当を食べた「潜岩」に行くことにする。
12:30 潜岩到着。
20年前、私が中学生の時分には右上の立て看板はなかったし、この岩に「潜岩」という固有名詞が存在することも知らなかった。
こんな狭い所を潜れる者はいないだろう
上から見た潜岩。この日もこの上で弁当を食べた
私が中学生の時分には潜岩の上からかなり展望が開けていた記憶があり展望の良い山だったが、現在は樹木が成長して大土山の山頂は概ね展望が良くない。
潜岩の上からは樹林の間から天神嶽、板鍋山、遠く野呂山をかろうじて確認することができた。
紅葉した木々の間から見える板鍋山
物見ヶ丸にも行ってはみたが、はっきり言って展望は良いとはいえない。ここもかつては展望が良かったのに違いない。
物見ヶ丸
13:00 下山開始。
下山は林道を通る
山頂とはうって変わって展望の良い道である。造園業者の作業道らしい。
下山路から三瓶山遠望
ススキと紅葉の中を林道は下っていく
いつの間にか雲一つ無い青空が広がっている。
瀬戸内特有の、こんな雲一つ無い青い空を見上げると「これこそ広島の空だ」と実感する。
14:00頃 高天原に戻る。
14:30 憩いの森に下山。
久々の大土山登山は好天と紅葉で非常に気持ちの良い登山であった。