三瓶山 Mt.Sanbe
この日は平日だったが、仕事が休みなので山の感覚を忘れないうちにどこかの山に登ろうと思っていた。

8:00 家を出発。
出発してすぐ、目的地を山陰の秀峰・三瓶山に決定する。私は美しい山容を眺めたことは何度もあるがまだ三瓶山に登ったことがなかったのだ。

国道54号線を走れば9:30分頃には三瓶山に着くであろうが、この日は江の川沿いの道をのんびり走ることにした。
 江の川中流 広島・島根県境付近

国道375号線と「酷道375号線」が交互に江の川沿いを大田市に向かって伸びていく。

美郷町粕淵という所でコンビニ弁当と飲料を調達し、375号線と別れて三瓶に向かう。
 11:00頃 三瓶山西の原より男三瓶山
11:25 北の原・三瓶自然館駐車場到着。

11:30 北の原・姫逃池コースより登山開始。
 
 登山口の看板。気にしない・・・ことにする
 三瓶山は火山です
 直後から急峻な道が始まる
薄暗いブナ林の中をスイッチバックの急登が延々と続く。ブナ林の真っ只中なので周囲の展望もほとんど無いに等しい。

熊は(多分・・・)いないようだ。
 勾配は次第にきつくなり・・・
標高800mを過ぎた頃から、山に不慣れな私のペースが大幅に落ちた。
あまり標高が高くないので少々この山をなめていた私は、予想以上の勾配と自分自身の運動不足を思い知らされることになる。
登るときには5人しか下山者と出会わず、熊にも全く出会わなかった。向こうも私に会いたくないのだろう。
 男三瓶山頂。標高1126m
12:30男三瓶山頂到着。
この日は靄のため、かすんでいたが展望はかなりいい山の筈だ。

山頂には花がたくさん咲いている。秋の紅葉と一面のススキの原も必見であろう。次回への楽しみとしよう。
 山頂のお花畑。秋は一面ススキの原らしい
 条件が良ければ隠岐が見えるらしい
山頂は想像していたよりも広かった。

(靄のため)思ったより展望が悪かったのが残念であった。
しばらくすると、女三瓶方向から中年夫婦が登ってくる。結局出会った登山者は7人だった。水分補給し一休みした後、室の内展望台に向かう。
 室の内火口
展望台に立つと眼下に巨大な爆裂火口が見える。火口の下の方から火口壁を伝わって、割と強い風が吹き上げていた。この風がかなり涼しく、私の心身を癒してくれた。

はるか下(400M以上あるだろう)の火口底には火口湖の室の内池が見えた。遠い未来、この火口から噴火する時が来るのかもしれない。

13:30 下山開始。下山路は名号の松コースとする。
 
かなり傾斜がきつく滑りやすい(私は一度倒木を乗り越える際尻餅をついた)のでゆっくり慎重に下山。 
 明光上人指書之名号、らしい。
15:00 駐車場に到着。

勾配の急な山で、石鎚山より体力的にはキツかった。まだまだ山に慣れるまでは時間がかかりそうだ。
帰りは54号線赤名峠経由で帰宅する。
 
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