鳥上滝で休憩を兼ねてしばし時間を費やす。この滝の上部が斐伊川の源流である。
 鳥上滝を過ぎると登山道は急登となる
 ジメジメした登山道
私はツキノワグマ対策の一つとして、単独での山歩きにはラジオを携行する。地元のAMラジオ局が、リスナーからリクエストされた曲を次々と流している。米子にあるラジオ局のようだった。
急登に次第にキツくなりかけた時、そんな私をあざ笑うかのごとく、ラジオから橋幸夫の「盆ダンス」が最大ボリュームで軽快に流れてくる。誰やこんな時にこんなんリクエストする奴は・・・などと自分勝手なことを考えながらノロノロと進む。

急登を少し頑張ると次第に勾配は緩やかになり、頂上に続く尾根の上に出る。
 快適に歩いていく。頂上は近い
水分補給(もちろん延命水)をした後、頂上に向け出発。板の敷き詰められた道はとても歩きやすく快適である。
ラジオからポルノグラフィティの「アゲハ蝶」が流れている。
 頂上への最後の登り坂
 船通山山頂。1142m
11:20 船通山山頂到着。

ラジオは松任谷由実の「アニバーサリー」。さっきの「盆ダンス」は一体何だったんだろう・・・この日「盆ダンス」がえらく耳に残った(誰が悪い訳でもなくタイミングが悪かっただけなのだが)。

ともあれ、山頂からは期待通り四方の展望が開けていた。
鳥取県側に向いてベンチに腰を掛け、大山を眺めながらコンビニ弁当を食べた。いい気分だ。
 肉眼では中央に大山がはっきり見えたけど・・・
 中央部分を切り抜いたもの
デジカメが悪いということにしておこう。
 比婆山方面
 道後山方面。
他にも肉眼では日本海まで見渡すことができた。かなり展望の良い山である。
 「天叢雲(アメノムラクモ)剱出顕之地」の石碑
 山頂の祠
鳥取県側から来る登山道を少し下って「船通山のイチイ」を見に行く。
 樹高は低いが、かなり広範に枝を伸ばしている。
樹齢推定1000年以上といわれる世界最大級のイチイの巨樹(天然記念物)である。
再度山頂に戻る。鳥取県側からの登山道は、島根県側からの道より勾配がキツいようだ。
山頂で水分補給(やっぱり延命水)をし、下山準備を整える。

12:30 下山も鳥上コースにて下山開始。
13:05 鳥上滝通過。
13:20 駐車場到着。

私の家からはちょっと遠い気がするが、また来たいと思わせる山であった。まだ帰宅するには時間も早く、船通山だけでは勿体ないので同じ奥出雲町にある天然記念物の名勝・鬼の舌震に行くことにした。
鬼の舌震に行く前にちょっと寄る所がある。ここまで来たら出雲蕎麦を食べておかんとやっぱり勿体ない。


鬼の舌震へ行く
 

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