鷹ノ巣山  Takanosuyama
2日間降り続いた雨が上がり、この日広島県地方は朝から雲一つ無い青空が広がった。
絶好のアウトドア日和であるが、残念なことに15:00から用事があり、時間的制約を受けながらの山行となった。

選んだのは鷹ノ巣山である。「やれやれまたか」と思わないで欲しい。実際、私の家から約4時間の間に頂上まで行って帰れる山は鷹ノ巣山くらいしか無いのである。大土山や天神嶽などもありはするが、これらの山はマツタケシーズンということもあり(今年広島県は記録的大不作らしいが)この時期登ると要らぬ嫌疑を掛けられる恐れがある。

鷹ノ巣山は整然としたヒノキ林(私は嫌いなのだが)で覆われ、マツタケなどとは無縁の山である。
この日は鷹ノ巣山に行く時いつも寄るコンビニに、豊富に弁当が並んでいた。3度目の正直とはよく言ったものだ。

11:30 登山口に到着。足早に出発。
 2日間降った雨が登山道を流路にしている箇所があった
 鞍部・久芳峠。立て札の下にあるのは私のリュック
11:45 久芳峠到着。
鞍部・久芳峠で小休止をとる。ここに荷物を置いて身軽にカンノ木山に向かう登山者が多いが、この日も数名いたようで、荷物だけが持ち主の帰りを待っていた。

鷹ノ巣山はカンノ木山とセットで登られるケースが多く、私も過去2度はセットで登ったのだが、この日はカンノ木山には行かず、十字路を左折して(時間的な事情もあり)直接鷹ノ巣山を目指した。

すぐに鷹ノ巣山への急登が始まるが、3回目ともなるとトレーニング感覚で直登の道を登って行くことができた。道がわかってくる(ペース配分など)というのは強みである。

少しは私も山歩きに慣れてきたようである。最近は景色を眺めて写真を撮る楽しみの他に、自分の体力が向上しているのを実感していくのも楽しみの一つとなっている。
 山頂は快晴
12:10 山頂到着。
山頂に来て驚いた。何とこの日は30人以上(若いのもけっこういたが、中高年が多い)もの登山者がいたのである。3、4の団体が山頂に集結していたようだ。こんなワイワイガヤガヤした鷹ノ巣山はもちろん初めての経験である。ちなみに単独行は私のみのようだった。

野呂山方面の展望を眺めながらコンビニ弁当を食べた。山頂で食べる昼食も格別である。
この日の展望もまた格別だった。
 板鍋山。山頂付近にアンテナ鉄塔が多数ある
 野呂山遠望
 手前・段原山、中央・小田山、右後方・灰ヶ峰
 手前・金明山、後方・呉娑々宇山
 左後方・高鉢山〜安駄山、右後方・白木山
12:40 下山開始。山頂滞在は30分。
団体の登山者たちはみな往路(久芳峠経由)をまた引き返して下山していく。私は彼らとは別に、いつもの林道経由(私は同じ道を通るのがあまり好きではない)の下山ルートをとる。初めてきた時登って来た道だ。

今日は下山途中にこのルートから登ってくる登山者2組4名に遭遇した。これまであまり他の登山者に出会わなかった山だったのだが、以外に登山者の多い山だとわかった。
 林道分岐 右の土の露出した道を約30分行くと山頂
13:10 林道に合流。

13:25 登山口に戻る。

真新しさはないが、結構満足な山行であった。まだ帰宅するには幾分時間の余裕があるので板鍋山に寄り道をすることにした。
板鍋山へ行く
 
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