道後山・岩樋山 Mt.Dogoyama & Iwahiyama
大きな被害をもたらした台風13号が通過した後、良い天気の日が続いている。

この道後山は、本来5〜6月のタニウツギの咲く頃に来たかったのだが、諸事情が渦巻いて来れなかったのでリンドウの咲き出すこの時期に来てみた。

天気も良いし、めっきり涼しくなってきているので、山歩きも快適になってきた。
登山口となる月見ヶ丘からの岩樋山展望
私が月見ヶ丘の駐車場に到着した時、駐車場にはまだ1台の車も無く、去年の紅葉の時と同じく私が「一番乗り」である。しかし登山者の割と多い山なんで、たとえ平日でも後から必ず他の登山者がやって来る筈だ。
よく整備された登山道
登山口となる月見ヶ丘が標高1088mの台地なので、いわば「誰でも手軽に登れる山」ということ。

月見ヶ丘の駐車場を出発して、15分ほど歩けば展望の良い東屋に着く。
東屋から猫山(1196m) 東屋から月見ヶ丘(中央)と比婆山連峰(後方)
東屋の先で登山道が分岐するが、今回は岩樋山を後回しにして近道を行き、まず道後山頂を目指す。
シコクフウロ ツリガネニンジン
岩樋山をトラバースし、鞍部に着く
ここから道後山頂をひたすら目指すことも出来るが、それでは華麗さに欠ける(面白くない)ので、大池経由で山頂に向かうコースを進む。
大きいのは名前だけで、実際は湿地に過ぎない「大池」
紅葉の頃などは、こちらを通らないと「来る意味が無い」とさえ言えるかも。
リンドウ
大池から山頂までは、ほとんど急登の箇所もなく、右手の展望が良い緩やかな登山道を快適に進んでいく。
道後山頂に到着。標高1269m
道後山の山頂からは深入山と同じく、360°の展望が開ける。

広島県内から中国地方最高峰・大山の雄姿を拝もうとすると、県北の1000m級の山に登る必要があるが、一番よく見えるのはこの道後山からだと思う。
ただし、この日も山の神様の御機嫌があまりよろしくないようで、大山の姿をはっきりと捉えることが出来ない。
猫山 船通山はよく見える
雲が無ければ正面に大山の筈・・・
カシミールでフォローすると、天候と運が良ければ大山はこのように見えます。
船通山に行った時は決まってよく見えるんだが、道後山からではいつもサッパリだナァ・・・
山頂付近には多く見られる
鳥取県側から涼しい風が吹きつけ、快適な中で展望を楽しみながら昼食。
今度は岩樋山に向かう
私が岩樋山に向かって出発しようとした頃、ようやく二人組みのオジサンが鞍部からの直行ルートで登ってきた。

私は彼らの通ってきたルート(大池を通らない最短ルート)で鞍部を目指し、この日唯一とも言える急登を進んで、道後山塊最高峰(1271m)岩樋山に登った。
岩樋山山頂
雲が無ければ正面に大山
ここにはオバサン(オバサンと呼ぶと喜ぶに違いない)三人組がいた。
ウチのオフクロより明らかに年長だが、足取り軽く元気がいい。
岩樋山から道後山 稲積山
岩樋山からも360°の展望が得られる。

この岩樋山、知名度はほとんど無いに等しいが、道後山塊の最高峰である。私は最近までそのことを知らなかった。
ここにもリンドウが多数見られ、これからのシーズン紅葉と共に楽しめそうだ。
下山開始
比婆山連峰を遠望しながら展望の良い道を進むと、やがて樹林の中に入っていき、岩樋山をバイパスする登山道が左手から合流すると、ほどなく展望東屋に戻ってくる。
フシグロセンノウ マツムシソウ
月見ヶ丘に戻る
総所要時間は2時間25分。ノンビリと登ってきたのにね。
 参考までに
くれぐれも「採取」したりしないように!
 
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