比婆山 Mt.Hibayama
道後山から一気に月見ヶ丘まで下ると、今度は比婆山の立烏帽子駐車場に向かって車を走らせる。

熊野神社を過ぎた辺りから、沿道の木々が色づいているのが目立ってきて、高度を上げていくと次第に辺りは紅葉一色となった。
谷まで紅葉が下りてきている
ここ比婆山も、山頂付近の紅葉はやはりピークを過ぎている。
立烏帽子山の下まで来た
立烏帽子駐車場に入り、立烏帽子山を巻く登山道を進んで池の段に向かう。
ブナの黄葉 鮮やかな木も中にはある
ピークを過ぎているとはいえ、全体的には(比婆山の紅葉も)今年は良くないと言わざるを得ない。
去年、丁度いいタイミングで来ているせいもある 青空をバック
連峰最高峰の立烏帽子山(1299m)
今年は葉が色づく前に落ちてしまっているような印象さえ受けるのだが・・・
とりあえず、池の段に登ってみる
思えば、吾妻山・比婆山間の県道が路肩崩落など起こしていなければ、先月の20日、吾妻山と共ににここに来ている筈なのだ。
池の段。正面に竜王山 池の段は登山者で賑わう
池の段からの展望は比婆山連峰でも髄一なので、大勢の登山者が昼食中。

私のすぐ脇に、中高年の団体が宴会さながらに弁当とビールでわいわいやっている。その中央に座っている昔乙女がどうやら眠そうな感じ。
彼らの会話に聞き耳を立てていると、その昔乙女、この日朝6時に起きたので眠いのだという。
さらに聞き耳を立てると普段は朝9時まで寝ているのだという。あと朝酒、朝湯が揃えば「会津磐梯山」なのだが、残念ながらここは中国山地の「比婆山」である。
立烏帽子山の定点観測写真 ちなみに去年の10月28日の定点観測写真
比婆山
5日前の御来光の滝がハードだったんで、この日は軟弱に済ませる予定。だから御陵や烏帽子まで行くつもりはさらさら無いのである・・・
軟弱ではあるが、行きがけの駄賃に立烏帽子を経由して戻ろう。
池の段を振り返る
犬連れの登山者が何組かいたが、どの犬も阿呆犬ばかりで白猪の滝で出会った犬のように賢くない。
この日の私の登山同様に犬のしつけも軟弱なのだろうか?
吾妻山。紅葉は終わった感じ このあと行く予定の竜王山
昔は池の段に牛が放牧されていたような気がする
でも自分の目で牛が放牧されているところを実際に見たのか、人から聞いた話なのかはハッキリしない。
立烏帽子山頂
あとは駐車場まで樹林の中を下っていく。
立烏帽子駐車場
軟弱山行の締めくくりは、竜王山への楽チン登山とする。

竜王山への「真面目な」登山は、熊野神社から那智の滝経由で登っていくコースなのだが、ここ立烏帽子駐車場から少し車を走らせると竜王山の山頂脇にある駐車場まで行くことができる。
竜王山の駐車場にある案内標
案内標によると山頂まで100mとあるが、実際はもっとあるように感じる。
だが私のような横着な男を山頂まで誘い込むには良い仕掛けである。
竜王山から池の段(左)立烏帽子山
ここにも中年の犬連れの夫婦が昼食中。
奥さん的には「犬に与えたくない」食べ物を旦那が犬に与えたらしく御立腹の様子で、旦那にお説教の最中である。犬は内心では旦那の肩を持っているに違いない。
竜王山から道後山塊
夏はオオバギボウシの咲く山頂らしいが、今は一面のススキである。
来年はもっと綺麗な紅葉が見たいものだ
 
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