毛無山 Kenashiyama
この日は県民の森にやって来た訳だが、ついでのつもりで寄った那智の滝で思わぬ時間を費やし、登山道を歩き出した時は既に正午を回っていた。

別に深い考えもなく、とりあえず出雲峠を目指して緩い登りを進んでいく。この期に及んでまだ登る山を決めていない訳だが、出雲峠に着くまでに考えればいい。
 立派過ぎる登山道を行く
延々と続く緩い登りを約30分進むと出雲峠に到着。

いつも腹が立つのだが、文章で「出雲」と打ちたい時、パソコンはたいてい「伊豆も」と変換する。何でや!?
出雲峠 ここで登山道が分岐
分岐する登山道を左に向かえば烏帽子山、右に向かうと毛無山であるが、ここで右手に進路をとり毛無山に向かう。

この日の気分ではどちらでも良かったのだが、毛無山を選んだ決め手は「行ったことの無い方を選んだ」に過ぎない。
「ききょうが丘」へまず行ってみよう
「ききょうが丘」は毛無山の西にある小ピークで、展望がすこぶる良い。
ササユリ アゲハ蝶
13:00頃、ききょうが丘に到着。
 正面にどっしりと毛無山。
ここの展望は360°見渡せる。
猿政山 後方中央に船通山
奥出雲町大馬木方面 奥出雲町横田方面
 立烏帽子山(中央)と比婆山(右)
 ササユリ、ささゆり、笹百合
各地で自生するユリを持ち去る馬鹿者が多く、中には球根ごと持ち去る不埒者もいると聞く。実に嘆かわしいことだ。

持ち去るのが花ではなく、例えばマツタケであったなら「泥棒」とみなされる筈。では花とマツタケの境界線は誰が引くのか?持ち去る人間が勝手に花とマツタケを勝手に区別しているに過ぎないのではないか。
花であれマツタケであれ持ち去れば「泥棒」であり、犯罪行為である。

息巻くのはこのくらいにして・・・毛無山に向かおう。
毛無山に向かう 距離自体はあまりない
 毛無山頂到着
山頂は広い草原状で、周囲の展望が開けている。
 立烏帽子山と池ノ段の眺め
昼までは太陽が照りつける時間帯もあったんだが、午後になってどうも雲行きが怪しい。
烏帽子山(左)と吾妻山(中央後ろ) 伊良谷山(左)と牛曳山(右)
当初は伊良谷山と牛曳山への縦走を視野に入れていたんだが、天気がヤバそうな感じになってきたんで、今日のところは残念だがここまでで下山することにした。
マルバフユイチゴ
ヤバそうな天気が、私が下山した後も結局崩れなかったのが皮肉だった。
 
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