船通山 Sentsusan
 
もう随分昔のように感じてしまうが、GWに話がさかのぼる。

GWだというのに、この日はデジカメの調子が悪く(無論故障である)、全てカメラ任せの設定でしか撮影できない。
これでは滝見は面白くないんで山行きを決め、カタクリの咲く展望の良い山「船通山」をチョイス。

GWでもあるし、カタクリの時期ともなると、さすがに登山者が多く、登山口は車で一杯。
 
 10:48 鳥上滝コースから登山開始
デジカメの調子は悪いが、内臓時計は正確に時を刻んでいるのが恨めしい・・・
気持ち良い渓流沿いの道 ミヤマカタバミ
ちなみにこの渓流が斐伊川の最上流部にあたり、鳥上滝の上流に源流がある。
今年は花の咲くのが遅れているようで、サンインシロカネソウなどもまだ見ることができない。
 鳥上滝
神話では、この滝は「八岐大蛇(ヤマタノオロチ)」の棲家とされている。
花が遅れるのも当然。鳥上滝を過ぎると、GWだというのに今年は登山道に雪が残っている有様。今年の雪がよほど多かったのに違いない。
結局山頂直下まで残雪の登山道を行く羽目になる。
 尾根沿いに咲くカタクリ
平坦な尾根沿いの道まで来ると「亀石コース」が合流してくる。
尾根沿いにカタクリが咲くんだが、今年はカタクリも遅れ気味のようで、花が開いた株が数えるほどしかない。
 12:05 山頂到着。
登山道に雪があったんで、10分程度余分に時間をくってるかな。
 山頂には「天叢雲剣出顕之地」の石碑が立つ。
 大山と鳥ヶ山
山頂は数十人の登山者で賑やか。前回来た時は終始私一人だったのが不思議な感じ。
大山が見えるポジションに腰掛け、昼食。やはり大山の雄姿は素晴らしい。
吾妻山 猿政山
     
 
大万木山    道後山・岩樋山 
 比婆山連峰遠望。
好天に恵まれたこの日は展望がすこぶる良くて、三瓶山までうっすら見えるほど。
「いい山だねえ」と聞こえてくる他の登山者の発する標準語に違和感を感じてしまうが、遠方からの登山者がいるのも大型連休ならではだろうか。
広島でも島根でもなく、岡山や鳥取とも明らかに違うその標準語のアクセントに聞き耳をたてていると、何でもその標準語の主のオッサンはこの日で11週連続の山行らしい。凄いな・・・
だが私はこの日までの時点、約5ヶ月で島根だけでも50ヶ所あまりの滝に行っている。勝った・・・
山頂もまだちらほら 大半が蕾
展望も良く、花も見れ、渓流沿いの道が気持ちの良い、ええ山じゃのう。
※ 私は一応広島人である。

標準語を話しながら下っていくオッサン達につられるように私も下山した。
 
 
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