三瓶山 Mt.Sanbe
御来光の滝で浸水被害に遭い、一時はダメかと思っていたコンデジが、何故か10日以上の時を経て復活した。
ただ単に運が良かっただけの話なのだが、この日は得した気分の余勢を駆って紅葉の按配を見に島根県の三瓶山に出かけてみた。
西の原の定点観測写真 ちなみに8月18日の定点観測写真
山陰も知らない間に季節は移り変わってます。
めぐみちゃん(牝6歳)もこの日は大勢の紅葉見物の観光客に囲まれている。
いつも定点観測の為にまず西の原に立ち寄るが、皮肉にもここにいる間は決まって天気が良く、男三瓶の眺めが良い。
男三瓶の山腹の紅葉もかなり進んでいる。
この日は東の原のスキー場から女三瓶にアプローチするコースを選択。無論、男三瓶への縦走を視野に入れているのだ。
三瓶山・東の原。登山リフトが発着している。
ここで、私の中に怠け心がムクムクと湧き上がり、後学の為に1度リフトに乗ってみたいなという欲求に負けた私は、おいわさん命名によるところの「サンベキャニオン」を経由せず、横着してリフトで太平山に上がる方法を選択。
高所恐怖症でなければ難なく太平山に登れる筈。
スキー場の斜面にはリンドウやウメバチソウ、ツリガネニンジンなどの花が沢山咲いている。それらを見下ろしながら、楽チンに登る。残念ながらそれらの花を撮影することは不可能。楽チンの代償である。
リフト降り場から女三瓶
リフト終点からまず、すぐの所にある太平山山頂に行ってみる。
太平山(たいへいざん)山頂。
高所恐怖症でないのなら、リフトを利用すれば誰でも来れる太平山だが、山頂からの眺めはなかなか良い。
女三瓶 男三瓶はガスの中
孫三瓶(左)と子三瓶(右) 中国山地の山々は水墨画の世界になりつつあった
この日この時に限れば「当たらなくても良い」天気予報が当たって山陰地方の天候は下り坂にあった。
リフト終点近くにある案内看板。三瓶山は色々なアプローチの仕方があってそれが面白い。ただし男三瓶と子三瓶の間は急登なので、この区間は登りのルートでは選択しづらい。
天候が心配だが女三瓶に向かう。
リフト乗り場から女三瓶には登山スタイルではない人も多く見られる。さすがに女三瓶から先には登山スタイルの人しか行かない。
今年の紅葉もイマイチか?
やがてアンテナ群が間近に迫ると、縦走路と女三瓶山頂との分岐に着く。
男三瓶が全容を見せる 子三瓶・孫三瓶と室の内池
ここで昼食。
2年前に来た時はアンテナ保守のオッサンがベンチで寝ていて、その素晴らしいサボりっぷり・・・もとい仕事ぶりをカメラに収めたのだが、この日はそんなオッサンはいなかった。
さて私が飯を食べている間に男三瓶がまたガスに包まれていき、男三瓶に行くべきか考えねばならない事態となった。
山頂はガスで視界が利くまいと思われた。
これではもう男三瓶に行く意味はない(寒そうだし・・・)ので、究極の薄着の私は下山することにした。三瓶山は私の家から1時間ちょっとあれば来れるので、今更ガスの中に入っていくまでもあるまい。
太平山は宴会場の様相を呈してきた。
リフトで登ってくる観光客で大盛況の太平山を眼下に眺めながら足早に下山。天気が良ければもっと紅葉も綺麗なのだが、今日のところは仕方あるまい。
 
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