瀑雪の滝　Bakusetsu WaterFalls

平年の１２月とは比較にならないほど寒い日が続いている。

２１日から前日の２２日にかけて寒波が襲来し、広島県は北部は無論のこと南部まで積雪に見舞われ、私の家のあたりはこの日の朝の時点で３０ｃｍを越える積雪である。
こんな有様であるが、折角の休日に家でぼんやりしていては面白くない。雪ではあるがどこかへ出かけようとインターネットで道路の積雪情報を調べてみる。

５４号線の赤名峠や頓原峠（晴雲トンネル）は恐ろしいほど積雪があるようだ。道路はなんとか通れたとしても、道路脇に１ｍを越す積雪があるようなので道路以外は雪に閉ざされた状態で、行ってもどうにもならない。常清滝とて深い雪に閉ざされているだろう。

というわけで南部に行くことにせざるを得ない。
前日、新聞に呉の「玉すだれの滝」が氷結したとの記事が掲載されていたので、これはいい機会と呉に向かって出発した。
その途上、名前は瀑雪であるが、あまり雪の降らない地域にある滝が、その名の通り雪化粧しているか回り道をして寄ってみた。

瀑雪の滝の駐車場には、駐車場を管理する漁協関係者と思われるオジサン・オバサンがいて、雪の中滝に向かう私をウサン臭そうに見ている。釣竿を持った者には興味がある（入漁料が貰えるのだ）ようだが、カメラと三脚を持った人種には興味がないのだろう。

　雪は降っているが、積もっていない

やはり瀑雪の滝のあたりは雪があまり積もらない温暖な地域である。

滝までの道に踏跡があるので、オジサン・オバサンにウサン臭そうな視線を投げかけられたのは私が最初ではないようだ。

積もらないが、降り続く雪がＮＤフィルターに際限なく水滴を作る。

　飛沫と雪が舞う

　滝壺

　今日のところはこれで撤収