断魚渓 Dangyo Kei
この日は江津の岩瀧寺の滝を見るために島根にやって来た。

広島方面から江津に一般道で来るなら国道261号線を使うのがベターだろう。

261号線を江津に向かって走ると、川本町因原で江の川と出会うが、その数Km手前に断魚渓という景勝地がある。
行きも帰りも断魚渓を通るが、先に岩瀧寺の滝に行き、寄り道が大好きな私は帰り道に断魚渓に寄ってみた。
 まず谷底に遊歩道は降りていく。
遊歩道の階段を降りると、そこはだだっ広い大岩盤の河原「千畳敷」である。
 
 2〜3週間前なら紅葉が楽しめたかも
断魚渓は江の川の支流にある渓谷で、太古の昔噴出した溶岩の岩盤が、隆起の後河川の浸食を受けて形成された地形である。
 川の浸食は深い溝を作った
 足元の岩は滑りやすいので注意を要する
 激流は狭い岩場を流れ下る
これでは名前の通り魚は遡上することは出来まい。
 
12月ともなると山陰地方はやはり寒い。この日も曇っているが、冬の山陰は往々にしてこうした天気の日が多いので、天候に関してはあまり贅沢は言えない。
 かなり迫力がある
 神楽淵に向かって激流は流れ下る。
水に濡れた岩場は滑りやすいので、うっかり滑落すると12月の山陰の川で寒中水泳を楽しむことができる。楽しんだ代償は高くつきそうなので注意を要する。
 
長い年月の水の流れが巨大な岩盤を抉ってこのような地形を作り出した。自然の力というのは凄いものである。
 まさに自然の作り出した芸術作品である
断魚渓を抜けた水の流れは、数Km下流の川本町因原付近で江の川に合流して江津の日本海を目指す。

デジカメのバッテリーが限界を迎えたので撤収することにした。

なお261号線で広島方面から断魚渓・江津方面に行くのは、雪の多い地域を通ることもあり、これからの季節、タイヤの滑り止めが必須(だからこそ岩瀧寺の滝に行くのを急いだのだ)である。
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