常清滝　Josei WaterFalls

今年の広島県は（これまでのところは）決して暖冬ではない。
１２月になってからというもの、雪や路面凍結に悩まされる日々が続いている。１２月からこれほど雪が降るのも珍しく、ちょっと私の記憶にはない。

この日も仕事は休みなのだが、朝から小雪が舞う天候である。
１２月になってから雪の影響で山には行けず滝詣でが続いている私だが、やはり山には行けそうもなくこの日も滝見に出かけることにし、雪の按配を見てから行き先を決めようと５４号線を北上したみた。

三次市街を過ぎると雪が目立つようになり、島根県境に近づくと、前面にびっしり雪を貼り付けた車が島根県方面から南下してくるのが目立つようになる。

私の車はスタッドレスタイヤを装着しているが、４ＷＤではないので積雪や凍結した急勾配を登るのにやや不安があり、赤名峠・頓原峠などの難所を通って行くのはヤバそうなので、島根県に行くのは諦め常清滝に向かった。

まだ道路には雪は積もっていないが、常清滝の駐車場には１台も車が停まっていない。平日とはいえ、こんな雪の中常清滝に来る「変人」は私だけのようだった。

　積雪の遊歩道

５ｃｍ程度雪の積もった遊歩道を歩いて滝に向かう。木々も真っ白で、よく来る常清滝とは違う場所に来ているような錯覚にとらわれる。

　滝壺から見上げる

雪の積もった地面に三脚を据え付け撮影を開始。

　雪の日が続いているせいか水量は多め

　気温は氷点下なのでとても寒い

この雪の中、わざわざやって来る「変人」だからこそ見ることができる景色もある。

常清滝の知らなかった一面を見た。雪の常清滝も素晴らしい。

　上段の流れ

　雪は降り続く・・・

雪は次第に激しくなり、視界を妨げるような降り方に変わりつつある。このままでは帰り道がヤバくなりそうなので急いで全景の見渡せる東屋に行く。

　東屋から全景

北島三郎の「風雪流れ旅」をイメージさせるような雪の降り方になってきたので大急ぎで撤退。