玉すだれの滝 Tamasudare WaterFalls
玉すだれの滝は野呂山頂上近くにある弘法寺の真下にあり、落差は20〜30mと思われるが、普段は水量も少なく、どうということはない滝である。

ところが厳冬期はそうではない。
温暖な呉市にあるにも関わらず、野呂山の標高約800mに位置する滝だけに一味も二味も違う表情を見せてくれる滝なのである。
 標高800mの山の上だから雪がある
ちなみに、この日弘法寺まで来るのにスタッドレスタイヤ+4WDの雪道対策が必要だった。
ノーマルタイヤなら十文字ロータリーまで、スタッドレス+2WDであったならビジターセンターまでしか行くことは出来なかっただろう。

どうしてもノーマルタイヤ、あるいはスタッドレス+2WDで弘法寺に行こうとするならチェーンが必要だったと思う。雪の積もらない地域だが、山の上なので気候も道路の状況も違うのは当然だろう。
 全景。完全に凍結している
もっと滝に近づこうと足を踏み出した途端、「ぺキッ」と音がした。
踏み出した左足の下の感触がおかしい。アッと気づいてあわてて後退した。滝壺の水が凍結し、その上に雪が積もったところに足を踏み入れたのだ。

氷瀑に気をとられ、滝壺の存在を忘れていた。あやうく水難に遭うところであった。
 
ともあれ、氷瀑を見たのは初めての経験である。
 
つい先日、氷瀑を「クラゲ」と評された方もいらっしゃるが、私はこの無数のツララの集合体をどう評すればいいのか・・・適当な表現が思いつかない。
 これが見れて大満足の一日となった
 冬季は氷瀑を見れる確率の高い滝でしょう
私の家から呉まで80Km近い道のりであるが、この日はこの氷瀑を見ることが出来て大満足であった。

前述の通り、温暖な呉とはいえ標高800mのここに来るためには雪道対策が必要である。いくら4WDでもノーマルタイヤでは駄目だ。安易にノーマルタイヤで来ようとすると大変なスリルが待っている(とても危険です!)ことでしょう。
 
inserted by FC2 system