赤馬滝 Akaba WaterFalls
赤馬滝は最近になってその存在を知った滝である。

私に赤馬滝を教えて下さった島根の滝花さんに、さらに詳しく場所を教えていただき、今回の訪瀑となった次第である。

実は出かける前はこの赤馬滝行きはやや躊躇していた。なぜなら赤馬滝周辺の積雪は半端なものではないからである。
現地の状況を見て判断することにしていたのだが、時間的余裕があったのと、凍結はあるものの道路上の雪が比較的(除雪されて)少なかったので、赤馬滝行きを決断したわけだ。

この赤馬滝に行く路程であるが、滝花さんの助言を基に私が調べた限りでは、広島県から行くには酷道375号線を北上、三郷町から江の川にかかる都賀大橋を渡って険(県)道55号線に入り、道なりに進むと邑南町布施の赤馬滝入口に行くことができる。

この日は帰路にこのルートを使うことにして、滝花さんに教えていただいた国道261号線から赤馬滝に向かうルートをとった。

断魚渓から国道261号線を広島方面に南下、邑南町井原を過ぎ、田所(邑南町瑞穂)との間に口羽方面に向かう道(県道7号線)があり左折。その道を行くと高原という所に出て4つ角があり、八色石方面へ左折して県道31号線を走る。八色石から県道55号線に入り布施に向かう。赤馬滝は邑南町布施にあるのである。

布施に着くと県道55号線沿いに「赤馬滝」の案内標識があるので見落とさなければ大丈夫で、県道から案内に従って右折し進むと赤い橋のある赤馬滝の入口に到着である。

予想通り、国道261号線から別れてからは積雪が凄かった。路外の積雪が1mを軽く越えていた箇所も少なくなかった。除雪されてなければ到底行ける所ではないだろう。
 やはり積雪が多かった。
気の利いた駐車場は無いが、駐車スペースはあった。三脚とカメラを持って滝に向かう。
 あまりの積雪に、渡るのを一瞬躊躇した橋。
橋に積もった雪が凍っていて、上に乗ってもあまり沈まない。欄干の無い橋を渡っているような感覚だった。
 渓流沿いに滝に向かう。
 滝見道の積雪は70cm程はあったろう。
私は防寒ブーツを履いていたが、時折ズボッと膝上まで雪に沈み込む。年末の常清滝以上の積雪量である。滝までの道のりが、さほどでもないので助かった。
 赤馬滝全景。
落差は20mくらいだろうか。雪解け水のせいか、赤馬滝もやはり水量は多い。
 赤馬滝の上部。
滝の上から飛沫と共に吹き降ろす風がとても冷たい。
 飛沫が寒風にさらされ凍っている。
 
寒い風と飛沫を浴びているうち、寒さで手先の感覚がおかしくなってきた。
 帰り際に全景
滅茶苦茶寒かったけど、赤馬滝もなかなか良かったな。

雪深い滝見道を車の所まで引き返し、帰途につく。

この日は島根県石見地方の滝を3つ見ることが出来た。険(県)道55号線から都賀大橋を渡り、酷(国)道375号線に出て375号線を南下して広島県に戻る。常清滝も帰る道中にあるのだが、日も陰りだしていたし、雪もジャンジャン(風雪ながれ旅状態)降っていたので寄るのはやめておいた。

雪の無い時期なら、同じ路程で三原滝と常清滝を加えて5つの滝見が出来る筈だ。次回来る時はそうしよう。
 
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