大山滝 Daisen WaterFalls
新緑の季節を迎え、どの滝も一際綺麗に見える時期になった。

この日は「日本の滝百選」にも選ばれている鳥取県の「大山滝」をチョイス。この滝を除けては鳥取県の滝は語れないという一品である。

この滝への起点となる「一向平(いっこうがなる)」までは、江府町から鏡ヶ成を経由して3時間の路程だった。今回は前回の反省(4月14日)を踏まえ、高速は使わない。また一つ偉くなった。
一向平からの登山道を行く
タニウツギ(左)
クルマムグラ(右)
この日、大山周辺の道路沿いに咲き乱れていたのが、このタニウツギ(左上)。日本海側の豪雪地に咲くといわれる花で、「まさに山陰」といった花といえよう。
シャガ(左)
シライトソウ(右)
百選に選ばれた滝は、整備され過ぎてる感じが否めないが、ここはまずまず花も見ることができる。

15分程度進むと、右手の谷底から瀑音が聞こえてきて「鮎返りの滝」が谷下に見えてくる。
鮎返りの滝
上からでは全景とまではイカナイ。滝前に行くには、対岸に渡って分岐する道を進まねばならない。
大山滝吊橋
「10人以上は駄目」とあるのは、ワイヤが重みで切れるからではなく、大勢が一度に渡ると橋の動揺が大きいから(そう思いたい)だろう。
高所恐怖症でなくともちょっぴり怖い高さだ。

この吊橋を渡った辺りから右に分岐する道を下り、まず「鮎返りの滝」に行く。
鮎返りの滝
ここで昼飯を食べ、しばし休憩。
腹ごしらえが済むと大山滝に向かって歩き出す。
大山滝への道
ギンリョウソウ(左)
ホウチャクソウ(右)
特にギンリョウソウはやたらめったらあちこちで見つけた。
大山滝到着。
上段 28m(左)
下段 15m(右)
総落差は43mだが、滝は落差が全てではない事を教えてくれる、素晴らしい滝。

さて、これほどの滝ともなると、滝壺に行かねば私の主義に反するんで、鎖場など問題にせず滝前に降りていく。
滝前から全景。
滝の右側にある抉れた箇所から
コケイラン
なるほど多くの人が褒めるだけのことはある、とても素晴らしい滝だった。

ちなみに付近にはイワカガミが沢山咲くのだが、もう終わってしまっていた。地元の登山者のオジサンによると一週前ならば沢山咲いていたという。

このオジサンから野田滝や大休滝、阿弥陀滝などの情報を仕入れ、しばし話した後、一向平に戻った。
 
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