岩瀧寺の滝 Ganryuji WaterFalls
今年の正月、我が家のテレビ視聴率が向上した。
つまるところ誰もどこにも出かけていないということである。私も2日から仕事と、のんびり酒も飲めない正月であった。

という訳で元旦以来の休みとなるこの日が、2006年の私の初滝詣でと相成った。

心配していた雪もさほどではなく、2006年最初の滝見に選んだのは今私が最も気になっている滝(実は昨年末にも岩瀧寺の滝に行こうとしたことがあったが大雪に阻まれ県境手前で断念した経緯がある)岩瀧寺の滝である。

安芸高田市のゆめタウン前の県道(吉田瑞穂線)を北上、除雪された県道を県境目指して走る。
県境付近の犬伏山ループあたりから路面凍結が激しくなるが、幸い路面の積雪は少なく(路外の積雪は凄いが)無事通過して島根県に入った。
邑南町から261号線に入り、断魚渓を過ぎて川本町因原で江の川を渡った。

この日はちょっと近道を考えて、川本町因原から261号線と別れ温泉津に向かう県道に入るが、この県道がスケートリンク状態の凍結路と化していて、かえって時間がかかるというヘマをまずやらかした。4WDの車で来た(もちろん冬タイヤ必須!)からいいようなものの、私の愛車で来ていたら新年早々大怪我をしていた(県境を越えられなかった可能性が高いが)かもしれない。

沿道には「三原滝」という滝もあるのだが、今回は道路の状態もひどいので寄るのはやめておいた。
温泉津の手前から江津に向かう道へ左折し、スタッドレスタイヤの限界を感じながら凍結・積雪の道を延々と走って、何はともあれ岩瀧寺に着いた。
スタッドレスでもヤバかったスリル満点のドライブであった。
 雪化粧の岩瀧寺の滝全景
滝見道の積雪は5cm程度と、支障をきたすほどでもない。
 
滝見道は雪が無い時でも滑りやすいので、慎重に滝に向かう。

この滝に来ると「一期一会」という言葉が頭に浮かぶ。いずれ湖底に沈んでしまう滝だけに、その時見た姿を大切に目に焼き付けておかねばなるまい。
 確実に水没してしまう下段の滝
リスクを犯してわざわざやってきたのは、この雪化粧が見たかったからなのだ。雪道を恐れていてはこの滝の雪化粧は永久に見ることは出来なくなる。
 
前に来た時も思ったのだが、水があまり綺麗でないのが残念。
 
雪解け水でさらに水量を増し、周囲に轟音を轟かせている。
 上段の滝の飛沫
中段の滝の滝壺は4m近い水深があるそうだ。この滝壺は約7km離れた江津市浅利町の菰沢池とつながっていて竜が行き来するという伝説があるそうである。
 帰り際に全景
ダム本体の工事が始まるとここには来れなくなる可能性があるので、見れるうちに来ておかなければならない滝である。
来年の冬もこの滝の雪景色が見れるのだろうか・・・
次は観音滝に向かう
 
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