蛇山滝 Hebiyama WaterFalls
この蛇山滝は江津市跡市町舞立の県道297号線沿いにある。

何の予備知識も持たずに行くと楽しめるかも知れないが、なまじ下調べをして「落差40m」などと余計な知識をつけて行くと落胆させられるに違いない滝である。

実はまだ私が「落差40m!」の淡い期待を抱いていた先月、蛇山滝を見るべく跡市に来たことがある。
その時蛇山滝の場所がわからず、道端にいた地元のオバーチャンたちに尋ねたのだが、答えはこうだった。
「ワカラン」
聞いた相手が悪すぎたのだが、時間的余裕がなかったので、その時はあっさり諦めて岩瀧寺の滝に向かったのだが、この日は枕ヶ滝を見た後、桜江方面から297号線を通って来たので、あっさり蛇山滝は見つかった。

初めて来る人でも、跡市町舞立付近の297号線沿いを「鵜の目鷹の目」で通っていれば簡単に見つかる筈である。
それでも見つからないという人は三往復くらいしましょう。なるべくなら地元の人に「不審な車」と思われないうちに見つけて下さい。
 297号線沿いから全景
実際見ると落差40mどころか、20mすら危うい。

実は私はMさんから「40mも無い」という情報は得ていたので、落胆の度合いは最低限で済んだ。
だが、枕ヶ滝を見た余韻があったからいいようなものの、この日も枕ヶ滝の滝見が失敗に終わっていたなら、かなりブルーな気分で広島に帰ることになったに違いない。

さて、蛇山滝の名誉を毀損するのはこのくらいにしておいて、弁護士さん的視点で蛇山滝を弁護しながら話を進めよう。
 水量豊富に二段に落ちる
この付近は近年水害に見舞われ、辺りの地形が大幅に変わってしまっているらしい。
となると、以前は本当に40mの落差を誇っていた可能性はある。
 上段
「ガッカリ」するのは蛇山滝が悪いのではなく、「落差40m説」を鵜呑みにして出かけることに主要因があるということ。
「小さい滝」だと思って見に来れば、感動が得られる可能性がある。

全て先入観によるものだ。
 先入観を捨てれば、水量豊富な二段滝である
あまり弁護し過ぎると、次に蛇山滝に行った人のクレームの矛先が、私に向いてくる恐れがあるのでこの辺でやめておこう。
 全然歩かんでも見れる点は良い
「落差40m説」に惑わされずに見に行けば、良い滝見となる可能性はあります。

県道297号線の道路脇にあるんで「滝は見たいけど、歩くのは嫌」という人にはオススメの滝である。
私的には「島根県にはこんな滝もあるよ」という扱いで紹介させていただくとしよう。

さて、これで江津市の滝はコンプリートか!?と思いきや、まだ千丈渓が残っている、いや意図的に残しているんですよ。
まだまだ江津へ行く楽しみは温存してます。
 
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