亀の尾の滝 Kamenoo WaterFalls
この日は滝見に行こうとして出かけたのではない。

今更ながら、出雲大社に初詣に行こうと思ったのである。ちなみに過去2年、初詣は出雲大社なので今年で3年連続ということになる。

路外の積雪の凄さは2週間前と変わらない(全然融けていない)が、路面上は除雪された54号線を快調に走り、雲南市三刀屋から斐伊川沿いの県道を進んで、出発から2時間後に出雲市内の9号線に入った。
出雲市街(9号線)を西に少し行き、渡橋中央の交差点から右折して出雲大社に向かった。

さすがに初詣客はもう少ないようで、出雲大社の駐車場にはスペースに余裕があった。
ところで、出雲大社に隣接する北島国造館の敷地内には「亀の尾の滝」がある。初詣のついでに滝も見ることにして、三脚も持って境内に向かう。

ここはいつも観光客が多く、たいていの人はカメラを持参しているが、三脚、ましてやNDフィルターを持っているのは私のみ。
 神楽殿の大注連縄
まずは普通に本殿に行き御参りをする。

普通の神社は御参りの時に手を2回叩く(二礼二拍手一拝)が、この出雲大社は4回(二礼四拍手一拝)叩く。ちなみに4回拍手(かしわで)を打つ神社は、私が知る限りこの出雲大社と大分県の宇佐神宮だけである。なぜかというと・・・長くなるのでここでは省略。
 さすがに人は少なめ
上の写真に写っているテントの前を通って、写真では右手の方向に北島国造館が隣接しており、近くに行くと水の音がするので滝があるのがわかる。
 北島国造館の庭園の池に裏手の山から滝が落ちている。
小さい滝であるが、何といっても出雲大社にあるのが良いんです。来たついでに付近の蕎麦屋で出雲蕎麦も食べられるし・・・
この日は高齢者の参拝客が多く、ジーチャン、バーチャン達が三脚を据えた私を、不思議な生き物でも見るような視線を投げかけて通って行く。
 亀の尾の滝全景
出雲大社に来たことがある人でも、この滝の存在を知らない人が意外と多い。いつも年に3回くらい出雲大社に来ている私も、掲示板でMさんに教えて貰うまでこの滝の固有名詞(亀の尾の滝)を知らんかった。
 小さい滝だが、それでも落差は10〜20mはある。
ジーチャン、バーチャン達は、故意に滝の存在を無視している(滝には興味がないのだろう)かのごとく、次々と通り過ぎて行く。
 最後に全景
ちなみに「出雲阿国」の墓も出雲大社のすぐ近くにある。

蕎麦好きな私は蕎麦屋で「出雲そば」を食べ、綺麗に三瓶山が見える稲佐の浜に向かった。蕎麦が目当てで出雲大社に来る時もあるという事実が出雲の神様(大国主命)に知れれば、天罰は必至である。
 渚百選・稲佐の浜
天気が下り坂なので、いつもは秀麗な姿を見せる三瓶山がこの日は姿を見せず。

古事記では、この稲佐の浜に建御雷(タケミカズチ)と天鳥船(アメノトリブネ)の神が上陸し、建御雷が海中に剣を刺し、その上にあぐらをかいて大国主命に「国譲り」を迫ったという。
帰り道に雲見の滝に寄る
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