唐岬の滝 Karakai WaterFalls
順序は逆になってしまったが、先月末の四国遠征の後編にあたる御来光の滝行きの顛末は、前編より先にアップ済である。

おいわさん達と御来光の滝に行ったのが10月29日で、私が四国に渡ったのが2日前の27日だった。27日と28日の2日間を、わざわざ愛媛まで出かけてぼんやりと過ごして居た訳ではないんで、遅ればせながら27日と28日に単独で回った愛媛の山と滝を紹介していこう。

広島から四国に渡るには、尾道から「しまなみ海道(本州四国連絡橋)」を利用する方法と、フェリーを利用する方法がある。
ガソリンの高値が続く昨今、ガソリン代+橋の通行料として考えた場合、余程「西瀬戸尾道I.C」までのアクセスが良くない限りフェリーを利用した方が割安となる。
そうした状況下では、貧乏人の私が選ぶ手段はフェリーとなるわけで、今回の四国遠征はまず竹原港FTから始まった。
10:00 フェリー「芸予」が竹原港FTを出港。
いつもは片道を「しまなみ海道」を利用する私なのだが、今回は往復分の切符を買う。本四連絡橋は大鳴門橋以外全て渡った経験がある私なので、今更橋に固執する必要はあるまい。
右舷から呉市の野呂山
フェリーは大崎上島(広島県)と大三島(愛媛県)の間を通って今治の波方港に向かって進んでいく。
キラキラ光る水面 いかにも「瀬戸内海」といった風情
しまなみ海道・大三島橋 同じく来島海峡第一・第二大橋
来島海峡第一大橋は、背後の島影が暗いので遠望するのが困難。第二・第三大橋は広島県の島嶼部からも遠望できる。

そうこうするうち、11:10 フェリーは波方港FTに到着。70分の船旅(最短距離なのだ)である。

上陸するや、西条方面に向かって走り、今治小松自動車道経由で川内I.Cへ。目指すは唐岬の滝・白猪の滝である。
酷?道494号線を黒森峠に向かって走ると到着
白猪の滝の少し先までは酷道ではありません。手前に白猪の滝があるが、まず先に上流側にある唐岬の滝から見ることにする。
唐岬の滝は「からかいのたき」と読んで下さい
当たり前のように「からかいのたき」と読める私は、おいわさんのHPの見過ぎです。
以前とは滝周辺の様相が変わってしまったらしい
私は初めてここに来たので以前の状況は知らない。だが、重機や運搬車が置かれているところを見ても、滝周辺の樹木が伐採され、開放感あふれる空間になってしまっているのはわかった。
やっと滝見道らしくなる
国道脇の駐車スペースから滝まで500m程の道のりでしょうか。
滝前に到着
当然、このままでは納得がいく筈がない。斜面を降りて滝が正面から見える場所に行く。島根では日常茶飯事のようにやってきた芸当を四国でもいきなり実行。
唐岬の滝
落差114m、七段と聞く。この上にも下からは見えない滝が隠れているのだろう。
下から見える限りの「二段目」 一番下
今年の西日本の秋は「記録的少雨」なので、いずこの滝も水量が寂しい。この唐岬の滝も、水が上品に岩肌を伝わって流れ落ちている印象。
斜面を登って滝の右側から
こうした落差の大きい滝は、水量の多い時は圧巻な眺めとなるに違いない。期待通りのいい滝だった。
 白猪の滝に行く
 
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