蜘蛛居滝 Kumoi WaterFalls
今年の梅雨はよく雨が降った。
島根県では、土石流で死者も出るなど大きな被害となり、Miyakeさんによると立久恵峡の吊橋も無残に壊れているとか。今年何度も足を運んだ地域だけに心配だ。
さて、この日は週末忙しかった関係で遅ればせながらのズレ込んだ休日となり、前日までとはうって変わって好天に恵まれるという、私にとってはラッキーな日となった。
 快晴の於保知盆地
かくしてこの日は石見冠山に登るべく、邑南町にやって来たわけだ。
三瓶山もよく見える この日のターゲット・石見冠山
冠山に行く前に、過去二度来た際には水量に恵まれなかった「蜘蛛居滝」に寄ってみるつもりだったんで、日和トンネルを抜けて邑南町日和へ。
トンネルを抜けて日和側に出ると、すぐに道路開通記念の石碑が道路右側にあるので、それを目印に右折。「蜘蛛居滝」の案内看板もある。
 水車小屋付近からの遠景。
どうやら期待通りのようで、三度目の正直とはよく言ったものだ。
蜘蛛居滝の上部。
これが蜘蛛居滝の真の姿。中央の日和川本流から来る流れはいつも水量豊富だが、晴天が続くと左の崖を落ちる水量が細くなる。
ただし、これは滝全体の3分の1程度を見ているに過ぎず、この下にも延々と何段もの滝が連続する壮大な滝なのだ。全景を一望することは残念ながら出来ない。
私が立っているのは上部の滝前の岩場で、水はさら延々と流れ下っており、滑落すればタダでは済まない落差である。滝壺は滝が左カーブを描いて何段か下った先で、ここから見ることは出来ない。
ほらね。この下もかなりな落差ですよ。
下部の流れが雑木などで見づらいのが惜しまれる滝。落差自体は、出雲の雲井滝には劣るが、岩瀧寺の滝は凌ぐ筈。
ほとんど知られていない滝だが、凄い滝ですよ。
 
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