雲見の滝 Kumomi WaterFalls
この日は初詣が目的で出雲に来たのだが、出雲大社への初詣を昼前までに済ませてしまい「こんなに早く帰るのは私の主義に反する」というわけで、雲見の滝に寄ることにした。
雲見の滝ならば大晦日にも来たので、ノーマルタイヤでも来れる道路状況なのがわかっていたからである。

雲見の滝に広島方面から行くには、まず国道54号線の141.7KP過ぎ付近にある雲見の滝の案内標識に従って右折する。私は出雲から戻る途中なので三刀屋トンネルを抜けてすぐに同じ道を左折する形になる。
少し行くとT字路で三刀屋市街方面からの道に突き当たるので、雲見の滝を示す看板に従って再度右折。右折後道なりに進み、飯石小学校を過ぎたあたりで「雲見の滝入口」の表示があるので左折、橋を渡って道なりに進み、坂道のカーブを登ると雲見の滝の駐車場に到着する。国道54号線からは約5Kmほどの路程である。

滝見道にはまだ20cm程度の積雪が残っていた。大晦日に来た時より滝見道の積雪が増えている。
 絶壁・屏風岩
おいわさん推奨の「滑り止め」を買ったので、積雪の滝見道を快適に進むことが出来た。
 飯石川。2週間前よりさらに水量が多くなっている
年末よりさらに増した水で、この日も雌滝の正面には行くことができない。
 雌滝
落差40〜50mを雄滝と雌滝の2段に分かれて落ちる滝である。
 雄滝(左上)から直角に向きを変えて雌滝が落ちる
この日は今まで見た中で最も水量が多い雲見の滝であった。
 雄滝全景。まさに怒涛の流れである
滝を見に来て「水量が減ってくれんかなー」と思った(雌滝の正面に行きたいのだ)滝は初めてである。そんな贅沢な悩みも出るほど魅力たっぷりの雲見の滝である。

飛沫が激しいなと思っていると、飛沫に混じった感じで雨が降ってきた。
これで完全に撤退せねばならなくなった。
 「はじまりはいつも雨」
ついでに龍頭・八重滝の状況も気になっていたので偵察してみた。

八重滝は国道54号線からの進入路が物凄い雪(スタッドレスでは危なく、チェーン装着でなければ再び54号線に戻れる保証がない)で論外、龍頭ヶ滝は駐車場までは何とか行けるが、滝見道が1mを越す積雪で閉ざされていた。

竜頭ヶ滝以上に雪の多い地域にある八重滝付近の積雪はその上をいっているに違いなく、行っても戻れなくなる公算が大であった。

さらにこの日の山陰地方は気温が高く、雪崩の危険性も考慮せねばならなかった。
いずれにせよ、チェーンとスノーシューどちらも持っていない私には到底行けそうも無く、3月まで無理かもしれない状況であった。
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