千丈滝 Senjo WaterFalls
久々のカシミール画像である。
規模は雲泥の差があるが、ギアナ高地の「エンジェルの滝」と似ていて、船上山という「テーブルマウンテン」から崖を一気に100m級の落差で落ちているのが千丈滝である。

落差は凄いのだが「集水面積」が小さいので、普段は水量がとても少なく、ほとんど水が落ちてない時もある滝でもある。
 「雄滝展望駐車場」から
「雄滝展望駐車場」から、千丈滝がこれほど確認できる時期は実はあまりない。
 雄滝
 雌滝
わざわざ3時間掛けて来た甲斐があるというものだが「雄滝展望駐車場」から見ただけでは、全景を見ているとは言い難いので、これで引き上げては当然面白くない。
 という訳なんで、船上山に登ることにする
幸い、先週大江高山で半年ぶりに「山に復帰」している。
大江高山に比べれば船上山なんて「ちょろい」山である。
 心配なのは天気だ
 「健脚コース」を進む
「健脚コース」を行かないと、千丈滝の方向には行けない。

ちなみにこの道で頂上を目指すと、かなりな急登が待っている。滝だけ見に行くならどうということはない。
 屏風岩が迫る
滝見というより、完全に「登山」である。
さして急登の箇所は無いが、雨後なので滑りやすく注意を要した。
 あの谷の奥に「鱒返しの滝」がある
頂上への分岐を見送ってさらに直進すると、次第に視界が開けて「雄滝」が全貌を現してくる。
ここで十分な感動が得られるが、隠れている「雌滝」も見るべく前進。
 千丈滝全景。
そのスケールに圧倒される。

これほどのインパクトは大分県の「震動の滝」以来である。私は「常清滝」が中国地方一の滝だと勝手に思っているが、4月上旬の千丈滝は別格で、常清滝もかなわないだろう。
 雄滝 109M
  下部が風でたなびく
 雌滝 90M
鳥取の山はこの時期まだ寒いんだが、いつまでもここに居たいような感動を与えてくれる。
 トキワイカリソウ。
大山周辺は、まだ雪が多く残っている所もあり、春は遅い。イカリソウを見つけることができたが、まだスミレが少し咲いている程度である。
 色が少し違うが、これもトキワイカリソウ
 最後にもう一枚
takimiさんの仰る通り「水があれば中国地方一」の滝だと私も思った
 日本海を望む
さて、空模様がやはり怪しいので山頂に行くのは次回の楽しみとして、急いで下山。

下山した途端、晴間が少し覗き始めたのは皮肉だった。
龍王滝に行く
 
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