島根県の無名滝
「探○ナイト○クープ」の小ネタ集みたいだが、私が5月に入って見てきた島根県の名称不明(本当に名前が無い可能性も高い)な滝をいくつか紹介させていただこう。

まずは5月5日に行った「細貝地内の滝」。巷はGWの真っ只中だというのに私には貴重な休日となったこの日、最初に行った滝である。
 細貝地内の滝
この滝は邑南町阿須那の県道7号線を「阿須那小学校」付近から折れて「西蓮寺」方面に向かい、西蓮寺を過ぎ、民家が途切れて下り坂が始まる辺りにある滝なんだが、ご覧の通り倒木がひどくて「お話にならない」有様。
 これは除去できる状況じゃない
落差5mほどの滝なんだが、見たい人は倒木が朽ち果てるのを気長に待ちましょう。無名な滝なんで当然といえば当然なんだが、滝として扱われていないんで人為的に倒木が除かれる可能性は全くありません。

次は5月12日に見てきた出雲市と雲南市の名称不明な滝。

まずは島根半島の十六島(うっぷるい)湾近くにある「河下地内の滝」。
どうでも良いけど、この北海道っぽい「うっぷるい」という地名、論理的に考えればどう読んでも十六島と書いて「うっぷるい」とは読めない。
この謎は一晩考えてもワカランだろうから話を進めよう。
 河下地内の滝
この滝は前述の「うっぷるい湾」に流れ込む渓流にかかる落差10m程度の滑状の滝である。落ちてすぐ海に流れ込む滝というのも珍しい気がする。
 水量は意外と多い

さて次は雲南市の名称不明滝である。

雲南市は龍頭・八重滝に代表されるように滝のレベルが高い地域で、雲見の滝と矢入大滝を加えた4つの滝しか一般的に認識されていない。とはいえ4つともハイレベルな滝なんで、ショボイ滝はぞんざいに扱われるのも無理はない。
 久の元地内の滝
この「久の元地内の滝」は雲南市木次町西日登久の元にあるんだが、これほどヒサンな目にあっている滝も珍しい。
 上部に大胆に作られた堰
この堰は取水の為に作られているようだが、やむを得ない面はあるにせよ、これでは滝として認識される以前の問題である。
 ちなみに問題の堰
やむを得ないんだろうけど、滝愛好者としては残念至極・・・

最後は同じく雲南市、掛合町入間出来山にある名称不明滝。

この滝は「日本の滝百選」の八重滝とわずかしか離れていない場所にある。
落差5mほどだが、滝壺もあり、周囲の緑との調和も良くて私好みの滝姿でなかなか気にいった。
 出来山地内の滝
渋好みの人にはオススメかも。
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