龍頭の滝 Ryuzu WaterFalls
鈴木の滝が道路の積雪のため行くことが出来ず、代わりに行くことにしたのが山野峡の龍頭の滝である。

山野峡は福山市の北部にあり、高梁川の支流・小田川の渓谷で、この山野峡の龍頭の滝は、私個人の見解では広島県で五本の指に数えられる名瀑だと思っているほど素晴らしい滝なのである。
そんな素晴らしい滝が、何故今頃ノコノコ私のHPに初登場なのかというと、この山野峡周辺の道路がかなりのヘボ道路だからだ。

特に神石高原町方面からの道路はひどく、加茂・油木線や井関・加茂線など、あれを「県道」と呼ぶのは自動車工学に対する「重大な」侮辱である。
スリル満点の悪路を運転してここに来るには、それなりのモチベーションが必要なのである。

ともあれ、この日は対向車が来ないことをひたすら祈り(すれ違い不可)ながら加茂・油木線を進んで何とか無事に山野峡に着いた。
 険道・加茂・油木線を嘲笑するサイトには「定番」の標識
ひねくれた解釈をすれば、ビールの缶は「ポイ捨て」してもいいということになるが、良識ある大人は標識があろうがなかろうが「ポイ捨て」はしない筈なので、これでいいということにしておこう。

龍頭の滝の案内標識に従って進むと、滝見道入口を過ぎて200mで駐車場に到着する。
 滝は駐車場から1.6Km歩かねばならない
井関・加茂線の道路脇から急な階段を下って滝に至る手もあり、四段の滝も見ようと思えばそれでもいい(ただし駐車スペースは無く、Uターンも困難な悪路である)が、今日は四段の滝に行く気はないので歩くことにする。
 渓流を右手に見ながら進んでいく
四段の滝へ行く階段を見送ると、龍頭の滝が眼前に姿をあらわす。
 龍頭の滝全景
アクセス道がもっと良い道なら、もっと頻繁に来てもいいんだが・・・現時点では山野峡周辺の道路をイメージするだけで気が重くなる。
 上部の流れ
脇の岩に飛び散った飛沫が凍っている。
 
県内でも有数の見ごたえのある立派な滝である。
 
 帰り際に全景
駐車場に戻り、今度は井関・加茂線を対向車が来ぬことを祈りつつ走って、無事182号線に入り帰途についた。

「急がば回れ」という。やはり、ここに来るには福山市方面から小田川沿いに来ることをオススメしたい。若葉マークや運転に自信の無い方は神石高原町方面から行くのは(とっても怖いので)やめといた方が無難でしょう。

滝は立派なのだが、やはり道路が残念。
あんな道が県道とは、広島県民の一人としては恥ずかしく、嘆かわしい限りである。
 
inserted by FC2 system