清滝 Kiyotaki WaterFalls
私自身の中では「清滝」というと島根県大田市にある滝がまず思い浮かぶのだが、新居浜にある清滝も無論名前くらいは知っていた。

魔戸の滝から新居浜の市街まで引き返すと、今度は「別子ライン(県道47号線)」を南下、道の駅「マイントピア別子」を過ぎ、ダム湖を右手に見送って進み、清滝への入口となっている旧道分岐に着く。
車両の進入は完全に不可能になっている。
市道への車両の進入を拒む理由は「落石の危険性がある」というものらしい。
わざわざ四国に渡ってきて、こんな看板とガードレールに怯む訳にはいかないが、さすがにこれ以上は車では進めないので徒歩で進んで行く。
おっと、良い子は真似をしないで下さい。こういう場合、看板に怯んで撤収した方が無難です。
洞門をくぐる辺りで対岸に清滝が見えてくる ちょっとアップで。なるほど落差は凄そうだ。
通行止めが解除になったなら、ある意味では「ドライブスルー滝」と言えるかも知れない。
入口の吊橋・清姫橋。
吊橋となると大山滝を思い出すが、ここの方が谷が深いので高所恐怖症の人はここで撤退かも。この吊橋が、仮に老朽化などの理由で「進入禁止」の看板を掲げていたなら、私とて撤退しているに違いない。
高所恐怖症でなくとも人間の本能的に気持ちの良いものではないので、あまり下を見ないようにしながら吊橋を渡り、銅山鉱夫の銅像の前を通って遊歩道を進んでいく。
途中にある名称未確認(無名?)の滝
この清滝も吊橋を渡ってからは滝下までさしたる距離ではない。
清滝全景。水量は寂しい
水量は確かに寂しい限りだが、常清滝クラスの落差を誇っている。
滝っぽくみえる所をアップで もう一丁
今の時期はいずこの滝も水量が期待できないのは仕方あるまいが、次にまた来る機会があれば、是非水の多い時に来てみたい滝である。

遊歩道を引き返す途中、名称不明な滝の前で「三段やろか?」などと話しながら危うく清滝を見逃して帰ってしまいそうな昔乙女が2人居た。

私は「これは違いますよ。清滝は水が少ないですが落差が凄いですよ」と先に進むことを2人に促して立ち去った。
引き返す途中に未練がましく一枚
県道沿いの車を停めた場所に戻った時、来た時は見落とした貼り紙に気がついた。
「協力」しようにも、もはや手遅れである。
これは「自己責任で行け」と暗に言っているのである。何も行政が悪いわけじゃない。

島根の清滝もいい滝だが、四国の清滝は水が少ないものの、凄い落差を誇る滝だった。
 次は白猪の滝
 
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