西椎屋の滝 NishiShiiya WaterFalls
震動の滝を後にした私は、九酔渓の滝群を横目に見ながら玖珠川沿いを走って、豊後中村方面に向かった。
銅山の滝 七折れの滝・落差157m
七折れの滝は確かに落差は凄いが、全景を一望することが出来ない。おまけに滝下には落石防止用のネットが設置されているんで、道路からはネット越しに見える格好だ。

九酔渓には他にも天狗の滝、地獄滝、湧水の滝などがあるが、道路沿いに駐車スペースが無いなど、滝をじっくり鑑賞したい男にとっては残念極まりない状況である。
猿落しの滝
震動の滝や九酔渓は以前にも来たことがあるので、これで心置きなく西椎屋の滝に向かう。
豊後中村から国道210号線に入り日田方面に進み、豊後森駅付近から国道387号線に入って宇佐方面に向かって進む。

宇佐市(院内町)との境界手前付近に「西椎屋の滝」への案内(ボロボロ)があり、日出生ダム方面への細い道を進む。ダムを通り過ぎるとやがて西椎屋の滝の駐車場に着く。
「西日本一の名瀑」と豪語 気持ちの良い道が展望台へと続く
しかし、この日行った原尻・震動の滝と共に大分県に4つある「日本の滝百選」の一つでもあるこの滝は「豪語」させるだけのモノを持っていると私は思う。謙遜する必要は全く無い。

既に時刻は夕方の4時前。早くも日が傾きつつあるので急いで滝の展望台に向かう。
「オオッ」とつい声が出てしまう
実は私はこの滝を見るのは初めてなのであった。今回の大分遠征の最大の目的は未だ見ぬ「宇佐三瀑」を直に見ることなのである。
展望台からではこれが精一杯
やはり遠路はるばる来たからには、下に降りて間近で見ないと悔いが残りそうだ。
下への階段は極めて急な傾斜となっている
「帰りが思いやられるな」と考えつつ急な階段を下ること約10分、滝を正面から見ることが出来る滝見台に着く。
周囲を岩壁と急斜面に取り囲まれた、日の当りにくい薄暗い空間になっている。
正面からの西椎屋の滝全景。落差86m。
すぐ上流に日出生ダムがあるんで、ダムが放流しているのなら水量はある程度一定しているのかも知れない。
滝の下部 滝壺が大きな渕になっている
上部で水がクロスしている感じ 手持ちスローで
実は三脚を車に忘れるという大きなドジを踏んでいる。だが、今更三脚を取りに急な階段を20分以上かけて往復する気には到底なれない・・・

さらに道は下に続いていて、斜め前から間近で滝を眺められるスポットに行ける。ただし足場の岩が少々滑りやすくて危うい箇所があり、一歩間違うと滝壺の渕まで滑落してドボンということにもなりかねないので注意を要する。
個人的にはこの角度が好き 一応手持ちスローで
やはり帰りの登りはキツイものがあった
キツイのは確かだが、それとてせいぜい10分程度の苦しみなので、やはり来たからには下に降りて間近で見るべき滝でしょう。それだけの価値のある滝であることは絶対に保証します。

もう一つ見たいと思っていた竜門の滝が、日没タイムアウトで今回見ることが出来なかったのは残念だった。
やまなみハイウェイからの由布岳 日没寸前
翌日東椎屋の滝に行く
 
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