滝見観音(大金)・二の滝(細谷) Takimi Kannon & Ninotaki 
     
浜田市大金町の「滝見観音」は、存在をつかんでいながら滝の規模が小さいという情報を得ていたので、これまで訪問が先延ばしになっていた滝である。

有福温泉(江津市)から県道50号線を浜田方面に進み、「那賀グリーンライン(那賀東部広域農道)」との交差点に「滝見観音」の案内がある。
那賀グリーンラインを金城方面に進むと、小さいながらも随所に案内があるので、見落とさないように進む。

案内に従って那賀グリーンラインから狭い舗装路を行くと、やがて数台駐車可能なスペースがあり、道はここで「行き止まり」となる。
    苔むした観音堂への道 
観音堂まではさしたる距離ではない。
割と立派な観音堂と案内看板が設置されており、祠の下に落差2〜3mの渓流瀑が落ちている。 
    観音堂の下に落ちる滝
撮った写真はどれも「ナンジャコリャー」である

だが、これが「お目当て」の滝なのだ(-_-;
私は既に「過度の期待は出来ない」という事前情報を得ているので落胆することもないのだが、3年前、紹介した人が絶賛するので期待を胸に膨らませてここに来た滝音さんはさぞや「拍子抜け」だったことでしょう。

この滝を、遠路はるばるやってきた滝音さんに「絶賛して推奨」したなんて・・・
 
 由緒はあるらしい
雰囲気は良いですが、滝は小ぶりです。

一度はやはり見ておきたかった「滝見観音」の後、浜田市中心部に向かい、道の駅「ゆうひパーク浜田」に寄る。
空腹状態だったので、ここで昼食。 
  「欲張りそば」 700円
道の駅でUターン(浜田バイパスは自動車専用道だが、道の駅でUターン出来るのだ)して、三宮出口から国道186号に入り、鰐滝のある「第一明治工業」付近から浜田ダム方面へ向う県道179号に進路をとる。

浜田市三階町細谷にある「二の滝」に行こうとしている訳だが、実は二の滝には以前「来ようとした」ことがあって、あの時は入口の案内を見落として散々道に迷い結局諦めたという苦い経験をしている。
今回は二の滝の場所が何となくイメージ出来たので、リベンジという訳である。

県道179号を約2Km行くと「細谷口」というバス停があり、ここを右折。
三階大橋を右に見送って(ここに小さな案内看板がある)少し行った所から右手に「二の滝観音堂」への道が分岐する。
後は薄暗くて狭い道を約1Km進めば「二の滝観音堂」への入口に着く。前回来れなかった原因は、三階大橋のT字路にある看板を最後の最後まで見落としたからである。
  ここが二の滝への入口
ただし駐車場などといった高級なものはここには無く、狭い道路の路肩に邪魔にならないように路駐するしかない。 
  道路の反対側に滝見道入口がある 
薄暗い森の中に、滝見道は下っている。
細谷は浜田の市街からそれほど離れた場所ではないのだが、とても山深い場所である。
 
 
滝見道に入ってすぐにある立札   割と歩きやすい道
   
ところがどっこい、瀑音が聞こえ観音堂が見える辺りまで来て滝見道の藪が激しくなる。 
 
観音堂付近は藪々状態   写真だと藪の程度が一層ひどく感じる 
     
例えば三隅町の「石木戸の滝」あたりの藪と比べた時、ここは既に滝が見えている状態なので少々の藪や雑草は問題ではなく悩む程のレベルにはないが、こうした場所に慣れていない人は閉口するでしょうね。 
  観音堂っぽくない小屋だが、これが「二の滝観音堂」 
位置的には、遊歩道の藪を抜けた所にまず観音堂があり、観音堂の脇を通り抜けて奥に進むと滝の前に出る。 
  二の滝
落差は17mと聞く
この浜田市細谷の「二の滝」だが、滝自体は確かに良い滝だと私も思う。しかしながら・・・ 
  水が汚い ┐('〜`;)┌
その水の汚さは、これまで私が見てきた幾多の島根の滝の中でも、No.1と断言できる (;-_-) =3  
 実に勿体無い
上には上があって、広島県には「吾妻子の滝」というウルトラ級の水が汚い滝がある(地元の恥だが・・・)のだが、この滝も滝自体は周囲の雰囲気共に良い滝だけに、水の汚さが惜しまれるところだ。

やはり滝を訪れて、好印象を持つかどうかの分岐点は「水が綺麗か否か」が重要なウエイトを占めますね。水が汚いのは滝の印象度の上では致命的と言わざるを得ません。 
     
   
     
      
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