原不動滝 Hara-Fudoutaki
この日は天滝の新緑を見に行く。

ETCの土日割引のお陰で行動範囲が急激に広がっているので、前回から1ヶ月も経っていないのに「また行こう」という気にもなるし、実際「行ける」。

天滝までは片道4時間半もかかる道のりなのだが、まず中国自動車道を山崎I.Cまで千円で走る。
通常、山崎までは広島県からだと片道4千円以上かかるのだが、この日の私は往復で7千円以上も割り引いて貰ってる。

山崎からは国道29号線を戸倉峠まで北上していくのだが、前回日が落ちかけて良い写真が撮れなかった原不動滝にまず先に行ってみる。

ちなみに原不動滝の遊歩道に入るには、料金所で入場料200円が必要。
この吊橋から遊歩道が始まる 下がよく見えないので怖くない
高さを感じなければ、高所恐怖症の人でも怖くないでしょう。

さて、この原不動滝は「日本の滝百選」に選ばれている滝で、遊歩道などもそれを意識して整備されているのだとは思うが、私の印象としては
「多くの人に対して楽チンに滝を見せようとし過ぎてる」感じがしますね。

まあ・・・他県者の私が地元の行政のすることを過度に批判することは憚られるが・・・ε〜(;@_@)
遊歩道はいとも簡単に・・・
滝見台になっている吊橋に到達
滝見台になっている吊橋「奥かえで橋」まで徒歩で5分程度。
この橋を70%程度進んだ辺りが一番良く見える
原不動滝は落差88mを三段の滝が落ちる。その落差は兵庫県では天滝に次ぐものという。
「奥かえで橋」からの中段・下段の滝
下に無粋なワイヤが入ってしまうでしょう。
万人向けの楽ちんコースで「奥かえで橋」の上から見た場合、どうあがいてもワイヤが視界に入ってしまいます。
 上段の滝と中段の滝の上部
上段の滝は木々に隠れて下からではよく見えませんが、これは仕方のないこと。
一番見栄えの良い中段の滝
下の写真のように、別な沢から来る流れが女滝となって同じ滝壺に落ちている。

ワイヤが気になるでしょうが、心の眼で見てください・・・ヽ(ー_ー )ノ
もう一つ不満があるとすれば・・・
当然吊橋には欄干がある(無いと怖くて渡れない)のだが、欄干があることによって三脚が使えないこと。ここでは一脚の方がむしろ良いのかな。
ワイヤが入らない構図で・・・ 中段の滝壺
一応、上にある滝見台にも行く。

急勾配なので、体力に自信のない者は行くなと警告(しかしコンクリートと階段が綺麗に整備されている)看板がある。
上からだと、ちょっと木々が邪魔な気も・・・ 1ヶ月前には起こってなかった異変
帰り際に吊橋から一枚撮る
取りあえず前回より、ここで撮った写真の枚数が多いということで良しとしよう。
引き返してる図
誰にでも見れるというのは「いいこと」であることは確かです。
しかし、それを追及し過ぎて景観を損ねてしまっては本末転倒だし、原不動滝の価値までも低下させてしまっては意味がないと思います。
滝自体は素晴らしい滝であることは間違いないのですが、いろいろと考えさせられる滝ですね。
天滝の前に若杉不動滝に行く
 
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