小金滝 Kogane WaterFalls 銚子口の滝 Choshiguchi WaterFalls
国道194号線を戻る形で、今日の最大のお目当て小金滝に向かう。
本川トンネル西条側出口付近から県道17号線に入り、しばらく吉野川本流に沿って進んでいく。
高知県でも、吉野川上流域にあたる地域は「嶺北」と呼ばれているらしいが、深い谷と急峻な山に囲まれた自然豊かな所である。

さて、1.5車線幅の県道17号線を吉野川を右に見ながら走っていくと「銚子滝」の案内があるが、今日のメインは小金滝なので見送って進み「小金滝橋」が架かっている付近にある駐車場に到着。

四国外の方々の為に、位置関係をわかりやすい表現で言うと吉野川沿いの「早明浦ダム」と「大橋ダム」の間にあたる。
デジカメ時刻 13:50
ここにはキャンピングカーで来ていた夫婦と、もう一組ドライブ途中と思われる、どちらも50代と思われる夫婦がいた。
どちらも小金滝を遠望しており、滝の近くまで登るつもりは「さらさら無い」様子。登山装備の私を怪訝そうな眼差しで見ているのが面白かった。

私は「遠路はるばる来ている身」なので、彼らのように遠望で納得し、引き返す訳には到底イカナイ・・・
 説明を省くために貼る
四国には沢山いい滝があるんで、説明板の「四国では数少ない・・・」という箇所に反撥を覚えてしまうのは私だけか?

「四国に名瀑が数少ない」などと言われてしまうと、我が広島県の滝の立場はどうなるんだ???
 一応、遠望写真を・・・
遠望だけでも、かなりのスケールの滝であることがわかる。
 下の滝 滝壺の淵が綺麗
この道路沿いにある無名滝を小金滝と思ってはイケマセン。

広島県ならば名前が付いてて、ちょっとした名所になりそうな滝だが、高知ではこの程度の滝にいちいち名前を付けていたら「キリが無い」ということなんだろう。羨ましい限りである。

妬むのはこのくらいにして・・・
トイレの向かい側にある登山道入り口から登り始める。最初は快調に登っていくが、予想以上の急登でペースを落とさざるを得なくなる へ(×_×;)へ

途中腐って落ちた木橋を迂回したり、シダに覆い尽くされ踏み跡が不明瞭な個所などを通りながら、広島県辺りの山に登るよりよっぽどシンドイ急登を行くこと40分あまり・・・

ついに小金滝の滝下に着く ヘ(>ロ<)ノ
小金滝
落差は100m級と聞きおよぶ
滝までの道のりは、中国地方レベルではなかなか味わえない急登だが、シンドイ思いをするだけの価値のある素晴らしい眺めである。

こうなったら、当然の如く写真を撮りまくる。
以下、同じような写真が続きます・・・
晴れ間が出るのを待ったりしながら、写真を撮り続ける。

落差が大きい滝なので、見上げていると首が痛くなる。途中から岩場に仰向けになった体勢で、滝を見上げて撮影。

ピントのズレは「撮った姿勢が原因」ということにさせて頂く。
横アングルも一枚。

気の済むまで撮ったら引き返す。
登るよりは早いが、急な道なので慎重に降りなければ怪我に繋がる。
デジカメ時刻 15:42
駐車場に戻る

目的は達したので、帰途に着く。
喉の渇きを猛烈に覚えたので、走り出してすぐ県道脇に自動販売機を見つけ、ミネラルウォーターを買う。一気に半分飲んで再出発。

来る時には場所がよくわからなかった「銚子口の滝」が、反対方向から来ると簡単に道路脇で見つかったので寄る。
銚子口の滝
地元では「銚子口」と呼ばれているようなので、私もそれを尊重したい。
井野川谷からの水が滝となって直接吉野川に落ちているが、下には降りることが出来ず、吉野川橋の上から眺める以外方法が無い。

橋の上から眺めた時、パイプとワイヤが視界に入るのも残念・・・  
 
 
程野の滝にしろ、小金滝にしろ、もう少し水が多かったら良かったのだが、まあ良しとしよう。

余談だが・・・
この高知県の大川村は、早明浦ダムに水没してしまっていることも大きいが、現在「日本で一番人口の少ない(500人に満たない)自治体」となっているようだ。
早明浦ダムが渇水時に湖底から出現する、かつての村役場こそ大川村の旧庁舎です。

その大川村のHPを拝見すると、今回私が見た「銚子口滝」と「川口の滝」は同一の滝ではなく、別々に存在するとしか思えません。従って私が今回見た滝は、川口の滝ではなく銚子口の滝と表記させていただくこととし、訂正いたします。
   
     
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