三滝渓 Mitaki-Kei
ETC割引の効果は絶大で、前の週は念願だった天滝をついに拝むことが出来たが、この日はその余勢を駆って鳥取まで遠征することにする。

鳥取に行くには、津山まで高速を走り後は国道53号線を70Km北上するのが一般的な山陽側からのルートなのだが、津山インターまでの往復に、従来なら7千円以上かかっていたのである。

津山市内の国道53号線は、来るたびいつも「安全運転をし過ぎる車」のせいで流れが悪いが、県境の黒尾峠が近づくと流れがスムーズになってくる。
智頭まで53号線を走ると、最近出来たのを知った「鳥取自動車道(無料で走れる高速なんですよ!)」を河原インターまで北上。三滝渓を目指して走る。
鳥取砂丘でイベント「砂像フェスタ」がこの日から始まっているらしく、砂丘周辺の道路が混雑していることを道路沿いの電光掲示板がしきりにアナウンスしている。私は鳥取に来た時は(鳥取には滅多に来れないので)いつも大抵鳥取砂丘に立ち寄って海の写真を撮っているのだが、この日は砂丘周辺には行く気が全くしなくなった。(_ _;)/~~~~"

鳥取砂丘の混雑とは裏腹に、三滝渓の駐車場は閑散としていて宮崎ナンバーの車が1台先着しているのみ。
夫婦滝
到着早々、流れる水が綺麗なことがまず嬉しい。
国道53号線の河原橋から県道196号線を曳田川沿いに約15km行くと三滝渓の駐車場がある。付近から虹が滝や布引の滝を見ることが出来るが、邪魔な木々が滝の全景を見づらくしているので、落差は大きいものと推測されるが撮影意欲は全然わかない。
夫婦滝の滝壺を写す
鳥取市河原町にある三滝渓は大小40余りの滝があるといわれ、千代川の支流曳田川上流に位置する全長6kmの渓谷である。名の由来は千丈滝、夫婦滝、虹ヶ滝という三つの大規模な瀑布が見られることに因んでいるそうな。
植えられたシャクナゲが丁度見頃 アップで
渓谷にはホンシャクナゲが咲いているかも知れないと期待も膨らむ。
水車小屋がある
駐車場周辺には、いろいろ施設があるがいずれも閉鎖されているとしか思えない。
遊歩道はとても整備されている
実はここに来たのは初めて。以前から来たかった所だったんだが、この日来ようと思わせた最大の要因はやはり天滝と同じく「ETC利用上限千円」のお陰である。
途中にある急な階段
階段は確かに急(ものすごく急階段かも)だが、基本的には歩きにくい箇所は無い。ちょっとシンドイだけであるヽ(°Q。)ノ
イカリソウ ミヤマカタバミ
宮崎ナンバーの車の主は見当たらない。私一人でこの素晴らしい渓谷を独占状態にある。
今日の「お目当て」の一つ 山陰の方が全般的に早いのかな???
やがて赤い吊り橋に着き、今日の三滝渓最大のお目当て「千丈滝」が全貌を見せる。
千丈滝。落差は80mもある。
何で「百選」じゃないの???というくらい凄い滝。
ちなみに上の写真を撮ったのはここから
下を覗き込むと・・・高所恐怖症でなくても怖い高さ。
この千丈滝は左の横谷からの流れと右の本谷からの流れの合流点に懸かる滝で、左の上段に見える滝は横谷の滝というらしい。
横谷の滝
千丈滝の上で2つの流れが合流しているのだが、右の本谷からの流れは赤い吊橋からでは見ることが出来ない。
吊り橋の上から写真を撮りまくる 幾筋もの水模様を描きながら落下する
吊り橋のはるか下の斜面には、まだ残雪が・・・
白猪の滝や、鱒返しの滝に行った時もそうだったが「これよりショボイ百選の滝は沢山あると思うがなあ・・・」と思えてならない。
しつこく撮り続ける・・・ 下から見上げたらさぞかし凄い迫力でしょう
これで滝の写真終わり
実はここだけで200枚以上の写真を撮っている。
最近急激に記録媒体が大容量化して、4GBのSDメモリを使うようになってからは500Mとか1Gを使ってた頃よりメモリの残数を全く気にしなくなっている。
1ヶ所で1G使うこともざらである。

1G以上メモリを使用したところで気が済んで、引き返すことにする。
イワカガミ しつこくホンシャクナゲを写す
対岸にはこんな木も・・・
誰も近寄れない場所にあるのをいいことに、文字通り「咲き誇っている」ホンシャクナゲの木。

駐車場に戻ると、喉がカラカラ。自動販売機で缶ジュースを2本買う。人の気配は無いが、自動販売機の補充はやってる模様。有難い。

宮崎ナンバーの車はまだあって、車の主は千丈滝よりさらに上流の本谷にかかる「白糸の滝」辺りまで行ってるに違いない。
ちなみに吊橋より奥は「通行止め」になっているので、白糸の滝(落差60mあるらしいよ)に行くには自己責任の覚悟が必要。
雨滝に行く
 
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