邑南町の滝   
     
この日も先週同様、午前中会社に出勤して仕事をこなす。

このところの雨で滝の水が多そうなので、久々に邑南町の滝が見たくなり、午後から浜田自動車道を北上して、瑞穂インター〜雲海ロード経由で邑南町に行く。
  日貫・鳴滝 
この滝は日貫川に青笹川が合流する箇所にあり、青笹川は狭い谷間を急流となって流れ下り、滝となって日貫川に直接落下しているのである。

県道7号線から滝の姿がよく見え、最近では地元の小学校が県道沿いに日貫の名所案内を設置している。  
 ちなみにこれが名所案内   
以前は無かった案内板だが、鳴滝と青笹滝の観音、聖滝が紹介されている。

ところで・・・今更って感じだけど・・・日貫と書いて「ひぬい」と読みます。私は何故か以前から「ひぬい」と読むことを知っていました。何故だろう???
ついでに龍頭ヶ滝や八重滝のある雲南市掛合町は掛合と書いて「かけや」です。思い起こせば北九州市八幡西区の地名で「@上津役」とか「A穴生」とか「B永犬丸
なんてのがありました。

正解は一番下にあります。
   
 
水が左右からV字にぶつかり合って落ちる   上部は狭い岩場を激流となって流れてくる
   
次はこの鳴滝の上流に位置する青笹滝の観音に行く。   
  青笹滝の観音 
この滝は青笹川にかかる滝。滝の横に観音堂が祀られている。   
 
水が多くて滝の見栄えが良い   飛沫が激しくて接近すると濡れてしまう・・・
     
  あまり有名ではないが良い滝である
次は日和トンネルを抜けて日和から千丈渓に行く。

車で行けるのは一の滝までで、白藤滝まではさらに1Km以上歩かねばならないが、今日は(最近ずっとのような気も・・・)楽チンモードなのでとりあえず一の滝だけ見るつもりなのだ。  
 
  千丈渓・一の滝 
この滝は千丈渓でも最大規模の滝で、上流に日和盆地があるので水が綺麗でない点を除けば、文句無しに「いい滝」である。   
 
一段目は滝の向きが違う   二段目
     
 上から見た一段目   
日和に戻って今度は蜘蛛居滝を見に行く。   
 日和にも名所案内が・・・
これもまた以前は無かった案内板だが、この案内板では「雲井滝」と表記されている。多分どちらも正しいのだろう。
蜘蛛居(雲井)滝
今原盆地と日和盆地の標高差150mを日和川が流れ下る箇所にある滝で、その規模は島根県でも屈指のもの。
位置的には日和盆地より上流にあり、ここを下った水は日和盆地を流れて千丈渓に至るという位置関係になる。
右岸の巨岩を落ちる水 日和川本流を下ってくる激流
ただし、時期的に藪化が激しく遠景や下部に続く滝の見栄えはよろしくない。

帰途は日和トンネルを通らず、林道「石見高原線」を通る。
日和盆地
蜘蛛居滝のスケールを感じていただけるかな?
今原への道はどんどん標高を上げ、日和盆地をはるか下に眺めるような高さにまで上っていく。  
坂を上りきった所にある「雲井観音堂」
さらに行くと、火山の噴火口のような地形の今原盆地の中に道は入っていく。

かつて今原は「たたら製鉄」で栄えたらしいが、今は完全に自然に回帰し人の生活の気配が無い。
 今原盆地
今原を抜け、京太郎山の山腹を通って林道は大利峠まで続く。
 於保地盆地
既に19:00前で日没寸前。往路と同じルートで帰った。

@こうじゃく Aあのお Bえいのまる 島根県では出雲に十六島と書いて「うっぷるい」と読む地域があります。地名は漢字の常識を超えてる部分があるんで難しいですね。
 
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