吉武滝　Yoshibu WaterFalls
この滝は、広島県三次市上田町にある。 つい最近存在を知ったのだが、近場のこんな「いい滝」を最近まで知らなかったというのは迂闊極まりないことであり、汗顔の至りと言う他ない。 さて、この吉武滝（よしぶたき）は地元上田町では知られている滝のようだが、広域レベルで語った場合、全く知られていなかった滝である。 この滝に行くには、国道３７５号線を三次市三若町まで走り「平田観光農園」の案内を目印に県道４５号線に入る。 県道４５号線（三次大和線）を約１Ｋｍ世羅方面に行くと製材所があり、その先にかつての旧道が分岐する箇所がある。
		旧道が右手に分岐する箇所
かつての険道の名残を残す道が右に分かれているので、この旧道に進む。 今でこそ改良された立派な県道だが、かつてはひどい険道で、あれを道路と呼ぶのは自動車工学に対する重大な侮辱だった。 そもそも三次市のこの辺りは、私が子供の頃は「マトモな道は皆無だった」と言っていいほどで、国道３７５号線ですら自動車工学に真っ向から喧嘩を売るような酷道だったのだ。
かつての険道に入る		ちなみに道路向かいにはお堂がある
要するに道路の反対側に「お堂」がある分岐を旧道に入ればいい訳だ。 旧道を１００ｍ程度行くと橋があり、滝への入口がある。草が刈り払われていて解り易かったのが有難かった。
		滝への入口
旧道区間なので、堂々と道の真ん中に駐車してもまず問題はない筈だ。 ほとんど知られていない滝だが、滝周辺の草刈りを地元の人が定期的に行っている模様。
すぐに滝が見えてくる		川を渡る。長靴なら問題無い
付近はオオキツネノカミソリが群生		かなり目立つ
オオキツネノカミソリは、ある意味「群生し過ぎて」雑草と一緒くたに刈り払われてしまっているのが少し残念。
吉武滝全景
行ったつもりにさせるには、同じような写真を「これでもか」と貼るのが重要（おいわさん談） 。
三段で落ちる滝で、一番上の段は下からは良く見えず、一番下の段が大きな岩盤の上を多彩な水模様を描いて流れるのが特徴的。 滝周辺の草を地元の人が刈ってくれているのは、滝を訪れる人への心配りに他ならない。「いい滝」なんで、もっとみんなに見て貰いたいものだ。
		これでおしまい
この日は家の都合で時間的制約が多く、滝見はこれでおしまい。