子三瓶から孫三瓶に向かう縦走路を鞍部まで下るのだが、急な下りに加えて岩石がゴロゴロした足場の不安定な道なので慎重に下った。
三瓶山の登山道は概して急登な箇所や岩石が散乱して歩きにくい箇所が多く、初心者には厳しい山だと私は思っている。初めて山に登る人には比婆山や道後山あたりが良いだろう。
 とりあえず鞍部までり、ここから室の内に下る
孫三瓶は今回はパスした形になったのだが、次回の楽しみということにさせてもらって鞍部から室の内に下る道を進んだ。
 ブナ林の中を下っていく
室の内は3000〜4000年前に三瓶山が最後の噴火活動をした時の火口である。
エジプトやメソポタミアなど世界各地で文明が芽生えていた頃、この山は極めてアクティヴな活火山であったのだ。そしてここ室の内にはその噴火活動の名残が今も残っている。

11:35 鳥地獄に到着。
 鳥地獄 少量の二酸化炭素の噴気が出ている場所
 噴気の影響で鳥地獄一帯は高木が育たない
 どうやってここまで来たのか不思議な牛たち
牛が放牧されているということは、どこかに牛が通行可能な道があるのだろう。

11:40 室の内池に到着。
室の内池に着いたところでコンビニ弁当で昼食とした。紅葉に周りを取り囲まれたとても気持ちの良い所である。
 火口湖の室の内池
 
対岸の紅葉(左上写真)と女三瓶と青空をバック(右上写真)
 浅い池なので鯉が泳いでいるのが良く見える
室の内から見る紅葉した男三瓶の眺めは最高である。
 
 室の内に来なければ三瓶山の紅葉の真の姿はわからない
室の内の紅葉を目に焼き付けると、いよいよ女三瓶・男三瓶に向かって登ることにする。
女三瓶・男三瓶に向かう

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